chef recipe


鱚(きす)のみりん干し風

(電子レンジで乾燥技術を応用した一品)

鱚のみりん干し風


辻学園
真空調理研究室 日本料理担当

為後 彰宏


材料

4人分

主材料    
冷凍鱚(きす)  ◆  8枚
みりん  ◆  大s3
うす口  ◆  大s1
砂 糖  ◆  小s2
白胡麻  ◆  少々



作り方

  1. 冷凍鱚は解凍して水でしばらく晒し、水分をよく絞っておく。

  2. 電子レンジのターンテーブルにキッチンペーパーを2枚重ねて敷き、 その上に放射状にしっぽを中心に向けて皮を上にして並べる。500Wで3分加熱する。(ラップはしない)

  3. 加熱後、取り出してしばらく放置する。

  4. ある程度水分が抜けたところで、合わせておいた調味液に漬けてしばらく液を吸わせ、 今度はキッチンペーパーを敷かずにターンテーブルにそのまま先程と同じ方向に並べて1分加熱する。

  5. 再度取り出して、調味液にさっと通してから並べ直し1分加熱。もう一度調味液にくぐらせたら白胡麻を振り、 さらに1分加熱して仕上げる。



ポイント

  • 電子レンジを使って冷凍の鱚を干物にまで短時間で仕上げてしまう方法

    電子レンジの乾燥技術で身近なものは、おかきやのりが湿った時に電子レンジで加熱するともとのパリッとした乾燥状態に戻すことが出来る。
    食品メーカーでも食品乾燥の中にマイクロ波(電子レンジの電波)を利用しているものが多い。
    こうした原理はマイクロ波加熱の特徴である内部発熱(食品自体が発熱)を利用したもので熱伝導による外部発熱と違い、食品内の水分を急速に表面に発散させる効果がある。
    そのために風をあてたり、冷ましたりという作業を行うと"干燥"の状態となる。電子レンジでパンを温めると加熱したてはふっくらしているのに冷めると急激にパサパサになってしまうのもこの原理によるものである。
    今回、冷凍の鱚を使ったのは冷凍によって魚肉の細胞膜が破壊されているため脱水効果がより高いと判断したためであり、脱水によって冷凍魚の臭みも同時に抜くことが出来た様に思う。




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