鱧寿司

鱧寿司


材料
  • 鱧 1匹(400g)
  • 寿司飯 400g
  • 土生姜 50g
  • ガリ 40g

    ポイント
  • 鱧は非常に生命力が強く、少量の海水でも長時間生きていることから、陸に囲まれた京都の都で唯一食べられる海魚として、霜降りをして「落とし」や照焼きで「鱧寿司」にして食される。
  • 伝染病で悩まされる昔の人は、この鱧の生命力にあやかりたい為、この時期好んで食べた事が「祇園祭」を「鱧祭り」と呼ぶ由来です。
  • 通常切り身の魚の串打ちは横串だが、鱧は骨切りをしている為、縦に打つ。 また、細かく切り込みが入っている為、串などを使って押さえて打つようにする。
  • 寿司飯は、団子にして良く揉む事によって、中の空気が抜けるので腐敗しにくい。
    料理制作
    TEC日調
    辻学園調理技術専門学校

    日本料理研究室

      中 信幸
  • world recipe




    1. 鱧は開いて、中骨・ヒレ・腹骨を取り除いて上身にし、骨切りをして適当な長さに切る。(※煮物椀 牡丹鱧 参照

    2. 骨切りした身に、串を打つ。


    3. 焼き場で両面を焼き、たれを掛けてもう一度炙り照焼きにする。
     

    4. 寿司飯を作り、細切りした生姜と混ぜ、団子にして良く揉む。


    5. 巻き簾に濡れ布巾を敷き、照焼きの鱧、寿司飯を置き巻き簾でしめる。


    6. 適当に切り、器に盛ってガリを添える。
    毎年7月の1日から29日まで続く京都の祇園祭は、日本の三大祭のひとつで起源は平安時代に遡る。当時は夏になると大流行する伝染病や梅雨の長雨、台風などの厄災は怨霊のたたりと考えられ、その怨霊を鎮める為に行われた「御霊会」が、次第に夏祭りへと変わっていったものである。祇園祭の17日に行われる山鉾巡業は、煌びやかな山鉾が人々の目を引き、配られた「粽」を各家庭に持ち帰り、玄関につけると厄除けになる。祇園祭は別名、「鱧祭り」と呼ばれ、この時期梅雨の雨水を飲んで美味しくなると言われる鱧が、好んで食べられる。

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